杉原つやの

本と散歩とアートとか。

40歳から進化する心と体 / 工藤公康,白澤卓二

 

 長く現役選手でいらした工藤さんがからだはもちろん、食事睡眠をしっかり管理なさっていたことは存じ上げていたけれど、からだの疲れは実は内臓の疲れであったと早くから気づいてファスティングなさっていたとは知らなかった。巷には「食事を抜くのはよくない」なんて説もあったりするけれど、実体験に基づくお話だから、非常に説得力があった。

白澤先生はアンチエイジング分野でよくお見かけするだけあって、非常にきっちりかっちり自己管理なさっていて、さすがでした。

が、読んでいたら、果たして自分は長生きしてどうするんだろうとも思った。独身は基本仕事がなかったら暇な人生。何かに打ち込むものがある方はよいけれど、それもない自分は果たしてどうしていくのだろうと、全然関係ないところでぞっとした。